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いろいろなタイプの別荘地

エリアや価格だけじゃない別荘地の分類

日本にある別荘地を「開発手法別」、「開発事業体別」、「成熟度別」、「権利関係別」という4つの柱を立てて分類し、各タイプの特徴を簡単にまとめたのが下の一覧表だ。これらの条件が違うと別荘地の環境も大分異なることを確認するとともに、あなたの理想とする別荘地のタイプを確認してみよう。また、これらの柱を重ね合わせることによって、あなたにとって理想的な別荘地の姿をもう少し詳しく浮かび上がらせることもできる。別荘はログハウスと決めている人も考えてみよう。


たとえば、落ち着いた環境で文化的なリゾートライフが送りたいなら、「純別荘地型」で「成熟期」にある別荘地の中に、ぴったりの別荘地が見つかる可能性が高いはず。ログハウスの別荘も見つかるはずだ。高校生や大学生の子どもがいる人なら「複合リゾート型」で「発展期」、「成熟期」の別荘地が合うだろう。また、リタイアして定住するなら「純別荘地型」で「大手不動産会社系」、もしくは「リゾート専門会社系」で、かつ「発展期」以降の別荘地がお勧めだ。

別荘地の歴史や環境の維持などは広告ではわからない。また、別荘地ごとにここには表れてこない魅力もあるので、実際に現地で確認してみよう。ただ、この分類を意識して見学すれば、選択を誤ることはないはず。ログハウスの見学も念入りに行うこと。

4つの視点で日本の別荘地を分類する

1. 開発手法でみる

開発手法によって変わるのは主に別荘地の環境。別荘地に付属する共有施設や街並みの景観、自然環境がおおよそ決まってくる。


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複合リゾート型
純別荘地型
地域内ネットワーク型
小棟現場単独型
別荘用地のほかにマンションなどがあるリゾートタウン。敷地内にゴルフ場、スキー場などを持ち、大型で賑やか。 別荘用地がほとんどを占める。常駐管理が行われている囲い込み型のリゾートタウン。落ち着いた環境が魅力。 一般的に歴史がある。開発規模が大きく、エリアを代表する別荘地が多い。施設や管理体制も行き届いている。 数区画、数十区画の規模で開発された分譲地。独自の管理センターはほとんどないが、概して相場は低い。

2.開発事業体でみる

開発事業体の違いからは別荘地の歴史の古さや管理体制の充実度、土地の権利関係、土地の価格の違いがある程度判断できる。

公共団体
大手不動産会社系
リゾート専門会社系
中小不動産会社系
地元町村や県の土地、国有林を自治体や林野庁が開発した別荘地。環境維持のための規制が厳しく借地権も多い。 一般的に歴史がある。開発規模が大きく、エリアを代表する別荘地が多い。施設や管理体制も行き届いている。 別荘地の開発、運営を事業の柱とする中堅企業の別荘地。地域に根を張っていて信頼性が高く、管理面でも安心だ。 小棟数の建売分譲や区画分譲中心で管理面は一般に実力不足。大規模な別荘地より価格が安いのが大きな特徴だ。

3. 成熟度でみる

成熟度の違いでわかるのは管理サービスの充実度、コミュニティーの発達度、街並みの景観、そして別荘地の活気など。

創業期
発展期
成熟期
再生期
環境、サービスともに充実を待つ段階だが、価格は一般にもっとも安い。別荘建築が活発なところは将来性も○。 建築済みの別荘も200〜300戸を超え、管理体制が軌道に乗った段階。オーナー間の交流も育ちつつある。 新規分譲はほぼ終了。総区画数の半数以上、別荘が建ち、オーナー主体のかたちで文化的なサロンが育っている。 分譲会社の撤退などで開発が停滞していた別荘地に、新たな意欲ある企業が参入し、再び分譲に乗り出した段階。

4. 権利関係でみる

権利関係でみると権利関係別では所有権と借地権に分かれるが、どちらが安いかは、それぞれの価格に毎年の借地料×利用年数を加えて比較する。

所有権
借地権
期間30年程度の敷地利用権(更新可)を購入。1区画の面積は広く、管理は充実する傾向がある。地代をはらう。

 

立地条件は使い勝手を決める大切な要素

3時間圏なら毎週末でも使いたくなる

別荘の利用しやすさは、自宅からのアクセス時間に大きく左右される。東京近郊ならその目安は2〜3時間以内だ。負担を感じないで通える利便性と、自然環境のバランスがとれている。当初は多少時間がかかっても気にならないものだ、長く楽しむにはこの程度が妥当な線だろう。一般的には東京から離れるほど、自然の豊かさと非日常性がより高まり、価格も下がっていくが、滞在できる時間も短くなるので、除草や室内清掃などの管理サービスが重要になってくる。また、逆に2時間以内の立地にも豊かな自然が息づく秩父や河口湖のような場所もある。

市場とDIYセンターはリゾートライフを楽しくする

別荘地周辺にある店舗や施設は、リゾートライフの楽しみや快適さを高める要素だ。なかでも大工道具や住宅設備関連製品、園芸関係用品を幅広く品ぞろえしたDIYセンターは、ガーデニングや菜園を楽しんだり、別荘の修理や日曜木工の材料などを入手するのに便利。地元の生鮮食料品が手に入る市場や大型スーパー、生協、農協も近くにほしい施設だ。人が集まる観光地には魅力的な食の店も多いのだが、外食ばかりでは別荘ライフの食の楽しみを自ら半分放棄するようなもの。また、定住するなら総合病院や役場、あるいは学校も車で10分程度の距離にほしい施設だ。

水と温泉が別荘地の魅力を高めてくれる

リゾートライフの魅力として、水のおいしさを筆頭に挙げる人が意外に多くいるようだ。実際、山の別荘地にはいわゆる名水の水源に近い立地が珍しくなく、村営水道でもうまさに感激させられることがある。水がうまい場所は全般に自然が豊かで清浄なので、水だけで購入を決めても環境面では間違いないともいえるだろう。また、名湯を自宅で楽しむのもリゾートライフの王道だ。温泉は場所が少しずれるだけでも泉質ががらりと変わることもあるので、泉質にこだわって別荘地を選ぶのも楽しいものだ。コスト面では、温泉権利金の金額や使用料金の規定を確認しよう。