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重要事項説明書の読み方と注意点

土地や建物の権利関係は登記簿を参照

土地や建物の権利は、重要事項説明書の記載内容が最新の登記簿と合っているか確認をする。未完成のリゾートマンションや建売別荘は建物部分が未登記で、引き渡しなどと同時に登記するのが一般的だ。登記済みだと所有権移転登記が必要。土地の名義が売り主と違っていたら、売り主との間の売買契約を見せてもらう。

上下水道など施設の整備にかかる費用は?

リゾートの場合、上下水道や電気、ガスなどの施設を利用するために、購入時に負担金を支払うケースが珍しくない。別荘地で一般的なのは上下水道だが、それぞれの金額は20万円から40万円程度になる。また、公営の上下水道でも負担金を求められることがある。月々の使用料の額も併せて確認しておこう。

土地にかかる法律上の規制は重要ポイント

別荘の場合はどんな建物が建てられるかが決まる重要なポイントだ。区画図などに照らし合わせて具体的に確認する。中古別荘でも現状で規制に違反していないかどうかを確かめよう。

リゾートマンションの場合は、周辺に今後どんな建物が建つ可能性があるのかがわかることも。将来的な環境を判断する手がかりとして精読しよう。

駐車場や専用庭の使用料は(リゾートマンションに該当)

リゾートマンションの駐車場や1階の専用庭など、専用使用部分の使用料はいくらだろうか。駐車場については使用料を管理費に含むケースや、1日ごとに1000円程度徴収するケースなどさまざまだ。ポイントは、「専有使用をなしうる者」が「付設住戸区分所有者」と、オーナーに限定されていることと、徴収される使用料が「管理組合の管理費へ充当」など、管理組合の収入になっているかどうかだ。部外者が無料で利用できたり、使用料が「管理会社」などの収入になっている物件は要注意。

建設工事協力金は高額になる場合も(新築別荘に該当)

大規模な別荘地では建物を新築、増築(場合によってはリフォームも含む)する際に、工事協力金の支払いを求められるケースが珍しくない。施工業者が支払うことになっているが、通常は工事費に計上される。気持ちよく仕事をしてもらうためにも、事前にその額を業者に伝えておこう。

設備や物件の状態を物件状況確認書でチェック

主に中古リゾートだが、物件に付属する設備が現状で正常に機能するのか、電化製品や家具類、照明器具や什器類などが購入価格に含まれるのかなどについては、重要事項説明書とは別に「物件状況確認書」に記載し、売り主、買い主がお互いに確認をする。また、中古では建物の状態を確認する意味もある。新築でも家具付きモデルルーム販売などでは、どの家具と什器などが含まれるのか、同様にこの書類に記載しよう。

「物件表示」で建設時期を確認

リゾートも築年数によって公的融資の条件や、税法上の扱いなどが変わる。重要事項説明書の「物件表示」欄で、竣工時期を確認する。分譲中のリゾートマンションや建売別荘でも、築2年を超えて、中古物件扱いになっているケースが珍しくない。

中間金などの額と支払い時期は(新築別荘に該当)

新たに別荘を新築する場合は工事契約を結ぶ。工事着手金や中間金、残金の支払い時期やその金額は工事契約書に明記しよう。ローンを利用する場合は、実際に融資が下りる時期をもとに取り決める。また、施工会社の責任で工期が遅れる場合の、日数当たりの違約金の目安が契約書に記載されているなら、かなり良心的といえるだろう。

管理規約や使用細則はなるべく早く(リゾートマンションに該当)

リゾートマンションの管理内容や施設の運営状況、利用者が守るべきルールは、「管理規約」や「使用細則」に明記されている。実際の使い勝手を判断する資料として、できるだけ早い時期に入手しよう。特に、中古は実際の運営内容が記載されているので、参考になる点がたくさんある。